大汝山の縦走路から別山、剱岳を遠望する
室堂 8:20 - 一ノ越 9:00 - 雄山 9:35 - 大汝山 9:50 - 富士ノ折立 10:10 -
真砂岳 10:35 - 別山(巻き道)- 別山乗越 11:00 - 雷鳥沢 11:50 - 室堂 12:50
8月は、雨がちの日が多く、下旬まで山に行く機会がなかった。
この日も、寒冷前線が通過して午後は雨という予報だった。しかし、朝、起きてみると、青空が広がる良い天気。西の水平線には、寒冷前線に伴う雲の列が小さく見えていたが、この天気なら、少なくとも午前中は天気が持つと判断し、立山へ向かうことにした。
8月下旬は、アルペンルートの富山県民感謝デーで、運賃が3割引になるのがありがたい。
室堂は素晴らしい青空だったが、西から雲の列が接近しているのが分かった。やはり、今日の晴天は昼までと判断して、浄土山~立山~別山の計画を変更し、一ノ越から立山を縦走し、真砂岳で大走りへエスケープするか判断することにした。
室堂から大勢の登山者に混じって一ノ越へ向かう。
土日ほどの混雑ではないけど、学校登山の小学生もいて登山道は結構賑わっている。一ノ越までに学校登山の団体を二つ追い抜いたが、その先にも学校登山の団体がいて、三ノ越まで、それに混じってゆっくりと登る。
四ノ越でようやく小学生の団体の前に出て、9:35に雄山に到着。
西の空から少しづつ雲が近づいているのは気になるけれど、薬師岳や黒部五郎岳、笠ヶ岳はくっきりと見えていた。穂高連峰には雲がかかっていたが、東のほうには雲はなく、富士山のシルエットも見ることができた。
雄山神社には寄らずに、大汝山へ向かう銃走路に入る。大汝山と富士ノ折立の頂を踏んで真砂岳へと向かう頃、上空に小さな雲が現れてきた。しかし、西に見える寒冷前線の雲はまだ遠く、すぐに天候が崩れる兆しではないと判断して、別山へ向かうことにした。
ところが、別山への登り返しに取り付く頃になって、雄山に雲がかかり始め、明らかに天気が変化し始めた。そこで、別山はあきらめて、巻き道を通って別山乗越へ急ぐことにした。別山乗越に着く頃には、雲が空一面を覆って、稜線にもガス掛かり始めたので、休憩もそこそこに雷鳥坂を下ることにした。
雷鳥平キャンプ場まで降りてから昼食休憩を取り、12:50に室堂に帰着。
結局、立山ケーブル駅に戻るまで雨に遭うことは無かったが、車に戻って帰路につくと間もなく雨が降りだした。